2022年10月09日
下水汚泥を肥料に活用
肥料が約倍に値上がりしています。
一時的な補助があるとの事ですが、対して期待も出来ないかと思います。
そんな中画期的な取り組みが行われる事となりました。

以下読売新聞からです。
政府は、下水処理の過程で出る汚泥を肥料として活用する取り組みに本腰を入れる。
農業現場で主流の化学肥料は輸入原料に依存し、ウクライナ情勢などの影響で価格が高騰している。
肥料の国産化を進めることで価格を抑え、農家の経営圧迫や食品価格の上昇を回避する狙いがある。
10月に取りまとめる総合経済対策で、政府は肥料の国産化を進める方向だ。
すでに岸田首相は同対策の策定に向けて、「化学肥料への依存度を引き下げ、エネルギーや食料品などの危機に強い経済構造への転換を図る」ことを指示している。
国土交通省によると、国内で1年間に排出される下水汚泥約230万トンのうち、脱水や発酵を経て肥料として再利用されるのは、1割程度にとどまる。
農家側には、排水中にカドミウムや水銀などの重金属が濃縮されている可能性への懸念があることが再利用が進まない一因とされる。「臭いが強い」などのマイナスイメージも普及を妨げる要因となっている。
汚泥肥料の利用拡大に向け、同省は2023年度予算の概算要求で3100万円を計上した。
職員が下水汚泥を肥料化する施設がある地域を訪れ、汚泥肥料の成分を実際に測定して安全性をPRしたり、窒素やリン酸が豊富で作物を育てやすい特色をアピールしたりする考えだ。農林水産省とも連携して取り組む方針だ。
国産肥料の増産を急ぐのは、化学肥料の価格が急騰しているためだ。原料となる尿素や塩化カリウムなどは、大半を海外からの輸入に頼っている。
原料価格の上昇が肥料価格の高騰につながり、農家の経営を圧迫している。
これに対し、下水汚泥を加工した肥料は、価格の安さが最大の特長だ。
下水汚泥の全量を肥料に加工する佐賀市は、汚泥肥料を1キロ2円で販売する。
年間3000人以上が購入し、6月以降は販売量が例年の2~3倍に伸びているという。
政府は、肥料の国産化と低廉化で「一石二鳥」の効果が得られるとみており、肥料の需要が多い地域では、将来的に下水汚泥の全量を肥料として活用したい考えだ。
一時的な補助があるとの事ですが、対して期待も出来ないかと思います。
そんな中画期的な取り組みが行われる事となりました。
以下読売新聞からです。
政府は、下水処理の過程で出る汚泥を肥料として活用する取り組みに本腰を入れる。
農業現場で主流の化学肥料は輸入原料に依存し、ウクライナ情勢などの影響で価格が高騰している。
肥料の国産化を進めることで価格を抑え、農家の経営圧迫や食品価格の上昇を回避する狙いがある。
10月に取りまとめる総合経済対策で、政府は肥料の国産化を進める方向だ。
すでに岸田首相は同対策の策定に向けて、「化学肥料への依存度を引き下げ、エネルギーや食料品などの危機に強い経済構造への転換を図る」ことを指示している。
国土交通省によると、国内で1年間に排出される下水汚泥約230万トンのうち、脱水や発酵を経て肥料として再利用されるのは、1割程度にとどまる。
農家側には、排水中にカドミウムや水銀などの重金属が濃縮されている可能性への懸念があることが再利用が進まない一因とされる。「臭いが強い」などのマイナスイメージも普及を妨げる要因となっている。
汚泥肥料の利用拡大に向け、同省は2023年度予算の概算要求で3100万円を計上した。
職員が下水汚泥を肥料化する施設がある地域を訪れ、汚泥肥料の成分を実際に測定して安全性をPRしたり、窒素やリン酸が豊富で作物を育てやすい特色をアピールしたりする考えだ。農林水産省とも連携して取り組む方針だ。
国産肥料の増産を急ぐのは、化学肥料の価格が急騰しているためだ。原料となる尿素や塩化カリウムなどは、大半を海外からの輸入に頼っている。
原料価格の上昇が肥料価格の高騰につながり、農家の経営を圧迫している。
これに対し、下水汚泥を加工した肥料は、価格の安さが最大の特長だ。
下水汚泥の全量を肥料に加工する佐賀市は、汚泥肥料を1キロ2円で販売する。
年間3000人以上が購入し、6月以降は販売量が例年の2~3倍に伸びているという。
政府は、肥料の国産化と低廉化で「一石二鳥」の効果が得られるとみており、肥料の需要が多い地域では、将来的に下水汚泥の全量を肥料として活用したい考えだ。
Posted by ミスター苦労人 at 13:46│Comments(0)
│畑